月神(syamu) 書き起こし 怪異症候群：実況プレイ！１６
恐怖なんて笑い飛ばせ！怪異症候群：実況プレイ！１６ 第３話：新たな敵
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16506607
18/04/20 修正
００：００ 対馬犬
シャム：どうも、ゆっくりです。そういえば、私の名前、なかったですね。名前がないと、なんて呼べば良いのか分からないよね。私の名前は、シャムです。みんな改めてよろしくね。今回から、皆さんに私の友達を紹介したいと、思います。ご紹介します。友達のシャドです。
シャド：やっと、紹介してくれたね。なんて言うか、空気みたいに、そのまま終わるかと思ったよ。あたしの名前は、シャドです。皆よろしくね。それじゃあ、そろそろ本編行こうか。シャム、お願いするわね。
シャム：これからも、シャムとシャドを、よろしくお願いします。ごちゃごちゃ言ってても仕方ないから、行くよ。と言うわけで、ムービスタート。
０１：０８ 本編開始
はいはい、どうも、月神でございますゥー。えーっと、ッスゥー、まあ前回、は、ようやく、チャプタースリーをクリアしまして、まあ、このゲームはチャプター四までなんで、ッスー、えーもう最後だと思いますが、チャプター四行こう。１やったね。
これで、チャプター四で最後らしいからね。ッスゥ、もう最後のチャプターですね。まあ相方はいませんけどね。
さあ行こうか。二日後。
二日後か。あの日から、美琴くんの身に起こる数々の怪異は、一切動きを見せなくなった。非常にいいですね。非常にいいです。
それが怪異の終わりなのか、束の間の安息なのか、それは俺達には分からない。
これ誰だ。氷室で言ってんかな。ただ一つ言えることは根本的な問題は何も解決していないということだ。
このまま彼女を放っておくのを、危険だと判断した俺たちは、引き続き、この、姫野美琴に起こる怪異症候群について調査を、ぞ、調査を続行することを決定した。
氷室が言ってんかこれ。結構いい感じの音楽やけど。
さて、あれから何も進展がないわけだが、例の調べ物についてなにか手掛かりは掴めたか。
おう、ちゃんと資料に纏めて来たぜ。
こちらも問題はない。
そうか。じゃあ早速、報告してくれ。
その前に氷室、あれから彼女に何か変化はなかったか。
ああ、特に問題はない。
あの日以降、２４時間体勢で警備している。今のところ何も異常はないよ。万全だな。
もう怪異はしゅうふ*1したってことか。
しゅうふか。そうとも言えないから怖いんだろうな。念のため、名のある霊能者に依頼してみたんだが、それとなく一方的に突き帰されてしまったよ。
わけわかんねえな。きっとインチキだぜ、そいつはよ。
なんたって俺が調べたかみよの歴史はそうじょう以上に、想、像以上にやばいもんだったか、らな。
どういうことだ。
詳しく聞かせてもらおうか。
い、あれは今から、ほにゃらら、翔太の言うことは的を得ていたぜ。
どうやらかみよ家の祖先は、えー、らいべい*2、系のふい、つまりシャーマンの家系として、呪術師か。数百年もの歴史を持っていたらしいんだ。シャーマンキング。あったよジャンプで。なんだって。
かみよ家はかつて、幾つかの秘法を、家の、つま*3、として、子孫に伝えていたそうだ。ある年代まではな。あってんかな。
いやつまじゃなくて技か。まあええわ。
だが４００年を境にそれがパタっと途絶えてしまったらしい。かみよ家の秘法も、呪術師としての歴史も。
その、そしてその歴史は、現当主であったかみよ由佳の親父でさえも、知らなかった可能性が大きい。
自分の家の歴史も知らなかったのか。
そこがわからねえんだよ。大体こんな事実を掘り出せただけでも、俺にとっちゃ大収穫なんだからよ。
かみよの親父が知らなかった歴史をお前はどうやって突き止めたんだ。
お前に言われたとおり、かみよ家の家系を調べるために色んな所を連絡してみたんだよ。
そしたら意外な事実が分かってな。何でも今あるかみよ家ってのは、とある田舎から移り住んだ、あとのかみよ家らしくてよ。どうも、旧かみよ家ってのがあるらしいんだわ。それで、その旧かみよ家に住んでる、かみよ由佳の祖母、かみよ伊代、って婆ちゃんに突き当たったって訳だ。
その婆さんからかみよ家のルーツを教えてもらったのか。
まあな。しかし、自分のしせん、子孫にも言えぬれ、言えねえ歴史だ。というよりその婆ちゃんもガキの頃にそのまた爺さんに聞かされただけで、特にたい、大それたことじゃない、と思ってたらしい。
なるほどな。
つまり俺が何を言いてえかっていうと、だ。
かみよ家には呪術師としての力があった。その末裔、かみよ由佳がひとりかくれんぼという名の呪術を施してしまった。
そして、とてつもない怪異を呼び寄せてしまった。それが今回の怪異、怪異症候群の真相だ。
その通り。
なるほど。今回の怪異は、膨大に膨れ上がった背景に、かみよの血が関係していたとは。
だが、もう１つ疑問が残る。どうして美琴くんはそれほど大きな怪異に対し、ほぼ何事もなく、掻い、くぐることができたんだ？
どうやらな、俺が調べたところによると、姫野美琴もまた呪術師の家系だったらしい。なんだそれ。なんだと。
数百年前、きく、えー、違うわ。きくしば*4地方かな。ちく、ちくしば*5地方に、姫野と呼ばれる一族がいた。その一族は有能な呪術師とし、呪術師として、古来より伝わる家の秘法を代々受け継いでいた。だが呪術師と言ってもそうや、と言ってもそう、ひと、かとり*6に、ひと、まとり*7には出来ん。あってんわかんねえわ。主に、祈願、やくびょう*8封じ、と言ったるい*9らしい。しかし、４００年前から突如として、その歴史は闇に葬られる。
同じだ。かみよ家の歴史と。
俺がまず疑問に思ったのは彼女だ。先日、菊川市ですうじゅう*10人の集団発狂事件。彼女だけが生き残ったその事実が、俺にはどうしても引っ掛かった。
今までのけいい*11から考えれば、死んで当然だ。だが、それも姫野美琴に流れる血が怪異の影響をおんわ*12させたのだとしたら、説明が付く。
そしてまた、彼女もかみよ家と同様、その歴史を知られていなかった。かみよと姫野、その二つにどんな因縁があるかはわからんが、なにか見えない大きな力が動いてることは間違いない。
なんかー、とんでもないことになってきたな。確かになー。ああ。
本当に、俺たちの手に負えるかよ、負えるのかよ。おやおれないなー。負えないよ。手に負えるか、そうではないか、ではない。やるしかないんだ。やるかしねえんだ俺たちはよ。進むしかねえんだ。真っ直ぐにな。彼女にはこのことを伝えるのか。
ああ、俺から言っておく。
その必要はないです。美琴ちゃんが来た。
美琴くん。今の話、き、聞いててたり、聞いた、ようだな。美琴ちゃんはどうやら。全部聞きました。私のことも由佳のことも。
美琴ちゃん。
で、どうするんだ。過去の因縁からは逃れられんぞ。
私は、もう、逃げない。もう、迷わない。私は、私の意志で、この事件と向き合いたい。
強い子ですね、美琴ちゃんはほんまに強い子。
美琴くん。
感じるんです。ずっと向こう、西の方角。
そこが最後の舞台か。もしかして、旧かみよ家？
分かりません。ただ、感じるんです。
もう、終わりにしなきゃいけない。もう、断ち切らなきゃいけない。私の過去が、全ての原因なら。
そっか。分かった。車を出そう。剛、道案内頼む。
了解だ。行こうぜ。最後の舞台。
決着だ。ケリ付けようぜ。そして物語は、最終局面へと動き出す。
なるほどね。
いやーＢＧＭが良いけど。
おいおいタイヤ動いてないよタイヤ。タイヤ動いてないよ。
でよ。そいつが、のちの、としでんせ、伝説のヒサルキって呼ばれるようになったわけだ。
あの時は死ぬかと思ったぜ。まだからこうして今はオカルトジャーナリストとしてやってんだけどよ。
は、はあ。大丈夫か美琴。
おい、剛。このまま真っ直ぐで良いか。
ああ間違いねえ。この道を、あと一時間くらいだ。
そういや、お前もーあん時はやばかったろ。ほら、えー河童事件だよ。
なんや河童って。
頼むから、車の中くらい休ませてくれ。
Ｂ、ＢＧむえ、ＢＧＭが無駄に熱いですね。
さてと、行こうかねえー。最後の舞台。ここが最後の舞台か。
すっかり日が暮れたな。
そうだな。だが、ここの婆さんとは、既に連絡は取っているんだろう。
ああ、問題、もあ、ああ、問題ない。大丈夫だ、問題ない。ちゃんと説明している。話をしよう。
あれは今から、なんでやねん。ま今日中に帰れそうになかったら泊まらせてもらう、もらおうぜ。
一応、今は旅館なんだろ。
お偉いさん、ごようた、たち*13のな。もう屋敷、既に、あ、動かせますね。
えーえー２番にセーブしとくわ。行こう。
いや、こ、ここの道ってなんかこの道ってさ、なんかこういう道に似たお菓子があったような気がするんですけどな、まあいっか。板チョコみたいな、道やな、これ。お。話を聞こうか。霧崎さん。あれ。
お婆さんの話聞くんか。
誰だ(？)。先祖か。いやいや違う旧かみよ家の人か。先ほど、ご連絡致しました氷室等です。
よく、い、かみよ伊代。ようこそ、わざわざ遠くからご苦労様です。
先日、の息子さんの事件につきましてはお悔やみ申し上げます。
ただいま、全力で調査中ですので、調査報告書が出来上がり次第、機会を改め、あ、再びこちらへ向かい、伺います。
良いんですよ。私は孫が生きてくれてるだけで。
事前にご連絡したとおり、今回の事件はとても複雑化しております。
一刻も早く事件を解決するために、こちらに関する資料や古書、あ、資料や文書を、などをお見せいただき、たいのですが。
どうぞどうぞ、遠慮なくお調べ下さい。
そちらの都合が宜しければ、今日は無償でお泊りした、して頂いても構いません。
マジかよ。かみよの婆ちゃん、嬉しいぜ。
もうご存知かもしれませんが、この旅館に客人が来るのは大変珍しいの、あ、のです。あ、言っちゃった。まずここが人里離れた山奥であるこ、と。そしてテレビや雑誌などの取材は一切お断りしてる為、一般の方はまず知りません。
私は長年のんびり経営しているだけですが、いつの間にか、知る人ぞ知る秘境と、お偉い様方々のごようたち*14となりまして、その分、警察の方には、目を瞑って頂かねばならぬようなことも多少ありますゆえ。
そこは問題はありません。私が何をしようが、手の及ばぬことです。
あの、なんの話をしてるんでしょうか。
つまりここは、金と暇を持て余した、爺さんたちの遊び場ってっと、ことだ。君は詳しく知らなくても良い。
なるほどね。
よし、ＯＫだそうだ。何も言ってないやんけ。あ。まあまあまあまあ。なにも言ってなかった気がするけど伊代さん。今日はもう日が暮れている。ここは婆さんの言葉に甘えて、一晩泊めてもらうことにしよう。そこで事件は起きるんか。よっしゃあ。そうこなくっちゃあよお。
明日の早朝には警察署に戻るからそのつもりでな。調べ物は今日中に済ませよう。
了解。
なんちゃら。
ッスウー。
行きましょうか。
君が姫野美琴ちゃんかい。
あっ、はい。
あなたには色々迷惑をかけたようだね。
何もないとこだけど、ゆっくりしていってね。ゆっくりしていってね。ありがとうございます。今日はお世話になります。
あれ。
どうなった。音楽やんだしよ。入れねえか。お、入れた入れた。入れたんやな、良かった。入れたぜ。
チャプター四。
能面。
能面。能面のボスが来るんか。最後に。ラスボスが。うわー
